幻燈

書きたいときに書きます。

晩春

久しぶりに酔った勢いで書いてみる。 思えばブログを書き始めた頃はいつも酒が残った状態で書いてた気がする。 酔いに任せて駄文連ねるの気持ち良いんだよね。 手に余るなと思っていたこの街にも気づけば思い出がまとわりつくようになり、気づけば少し愛せる…

はなむけ

書き始めが1番悩むなあということでいつも書きたくないことをたらたら書いてしまうのでいきなり本文入ります。 あの頃を振り返ってみる。 大学生で、19歳で同棲しててもう何年も付き合ってる彼氏がいる自分のことを少し大人だと思ってた。 目先の色恋じゃな…

おぼれる

人がほんとうに欲しているのは、いや、生きる上で最も必要なのは畢竟、人の温もりなのかもしれない そこで安心して両目を閉じられるかなのかもしれない 大切なのは体温では無いということも 忘れられないといいつつ真っ先に忘れていくのは体温だということも…

アイロンのある風景

肉体が死に絶えること それはただの終わりで、終着点で、 それ以上でもそれ以下でもない。 そういうものに必要以上に囚われていた時期もあった。 死んだ後、私の思考はどうなるのだろう、と。 終わりというのはどんなものなのだろうか、と。 「生きる意味と…

ゆく川の流れは

もう二度と戻ることの無い日々に思いを馳せながら生きるのは結構苦しかったりする。過去は一度過去になったら未来永劫過去のままだし、それはもう取り戻すことが出来ない。無理に再現しようとしたってそれは所詮模倣でしかなく、本物とは決定的な部分が異な…

亡き王女の

「肩の力を抜けば体が軽くなることくらい私にもわかっているわよ。そんなこと言ってもらったって何の役にも立たないのよ。ねえ、いい?もし私が今肩の力を抜いたら、私バラバラになっちゃうのよ。私は昔からこういう風にしてしか生きてこなかったし、今でも…

怖い話

シフト制は、波が激しい。 つまり、めちゃくちゃ楽な週とめちゃくちゃ忙しい週があって、 かなりよく言えばメリハリのある生活を送れる。 規則正しい生活が苦手だし嫌いな私にとっては、 それは何だかんだ嫌いじゃなかったりするんだけど、 月の後半が忙しい…

ヨノナカカネ。

午前3時、秋。 いかがお過ごしでしょうか。 夜風が気持ち良すぎるこの季節。イヤホンとLINEミュージックがあればどこまででも歩いていけそうだなと思いながらも、 やっぱり仕事終わりに寄り道する気力もなく、 というか、個人的には家に帰るまでがお仕事なの…

落ちていた雑記帳の一片に

落ちていた雑記帳の一片に どうしても自分の思いを思いのままに綴るのは恥ずかしくて書けないでいた。中学生の頃から毎日毎日飽きもせずに140字以内に収まるくらいの断片的な思いは吐き出しているけど、改めて文章に纏めるというのはやっぱり恥ずかしくて、…

半生

半生絵画 人生を1枚の絵画に例えるとすれば、知識や常識といった基本的な事柄は線画の部分に当たるだろう。そこに色彩を付けるのは娯楽のように、生物が生物として生存する上では無くても問題のないものたちである。線画がなければ何を描いているのかは分か…